読者の中でも詳しい方にとっては、FOSSIDはすでにおなじみでしょう。あなたはオープンソースソフトウェアコンプライアンスに関するイベントで私たちに会ったことがあるかもしれません。あるいは競合ベンダーからFOSSIDに移行した顧客から、口コミで私たちの名前を聞いているかもしれません。しかし、実際のところFOSSIDとはどんな会社なのでしょうか?このブログではその疑問にお答えします。
分野の専門家によって設立されたFOSSID
まだオープンソースが半信半疑の目で見られる未知の領域だった2001年の時点で、FOSSIDの設立者たちは大手通信機器メーカーでいち早くオープンソース使用の指針を定義しました。
年を経て、彼らはソフトウェアコンプライアンスの専門家となり、自社のコードおよびサプライヤーのコードのコンプライアンス監査のアドバイザーになりました。彼らは、ユーザーとして市場の既存のオープンソースソフトウェアコンプライアンスツールを熟知し、それらのツールにはスキャン速度、パフォーマンス、そして参照データベースサイズの制限があること、また開発プロセスに統合するための柔軟性が欠けていることに気付きました。
2016年に、彼らはそれぞれの経験について語り合い、それまで見てきた課題にどのように対処すればよいかというアイデアを書き留めました。FOSSID社は、彼らのビジョンが商業的に成り立つかどうかを試すために生まれました。
業界がオープンソースを最大限に活用できるようにする
イノベーション と急成長を可能にする有力なものとしてのオープンソースソフトウェアの力を確信している企業も、やはりオープンソースソフトウェアの採用プロセスを管理し、順守すべきライセンスについて十分に理解している必要があります。FOSSIDは、オープンソースソフトウェアの採用に関し、法的な観点からだけでなくエンジニアリングの観点からも取り組み、サービス品質とパフォーマンスを念頭に置いた新しいアプローチを取り入れました。
世界中のあらゆる既知のコードリポジトリをクロールしてナレッジベースを構築し、スキャンから重複する結果を除くためのインテリジェンスを備え、コピーペーストされたファイルや変更されたコードスニペットも検索できる専用の検索アルゴリズムを開発しました。今日、FOSSIDナレッジベースには、2 番手の競合他社と比べても20倍以上のプロジェクトが含まれており、スキャンのスピードは100倍です。
業界への初期の導入と急速な成長
FOSSIDは、たちまちのうちに商業的な可能性を証明し、外部から資本を調達する必要がなくなるほどになりました。事業初年度にして、3つのFortune 500企業がFOSSIDツールおよびサービスの顧客となり、それ以来、次々と大企業が加わって、前年比で200%の収益成長を遂げました。
2018年、FOSSIDは従業員30人を超え、スウェーデン、ルーマニア、日本にオフィスを持ち、アメリカ、ヨーロッパ、日本、そして中国でグローバルに顧客を獲得しています。
(この記事は、FOSSID Blog 「This is FOSSID」2019年1月22日 Fredrik Ehrenstrale 投稿記事を FOSSID 社の許可を得て翻訳したものです。)